革砥である

シャプトンの刃の黒幕 #5000をようやく購入し、刃物の仕上げに使い出したところであるが、革砥である。

砥石で刃物を研ぐというのは、すなわち刃物を削っているということだ。研げば研ぐほど刃物は小さくなっていく。研削力は、砥石の番手が低いほど大きく刃物へのダメージも大きいという訳だ。

Mooさんは、シャプトンの刃の黒幕 #5000で週に一度の割合で研いでいると仰ってたが、十分に研いだ刃物の通常のメンテは、なるべく番手の大きい砥石を使うのがよいのだ。ただし番数が大きくなればなるほど砥石は高価になり繊細な砥石になる。

さらに番手の大きい砥石が欲しくなった。こういう時は革砥である。床屋さんがカミソリの研ぎに使ってた革の砥石の出番である。

革砥で研いでも切れなくなったらシャプトンの刃の黒幕 #1500の中砥石から研ぎ直せば、砥石も刃物もダメージが少ない上、メンテナンスが楽だろうなと考えてたら俄然欲しくなった。ばんとさんの物欲!?には限りがないようだ。 😳

製作

お手本はyoutube

youtubeで、レザークラフトが趣味の方が革砥の自作方法の動画を公開している。
これを参考に自作してみた。

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東急ハンズでしか買えないもの

革砥に必要なのは革と刃物用油と青棒と板。板は手持ちがあるので良いのだが、革はレザークラフトのコーナーがある三宮の東急ハンズにて購入した。
刃物用油は、ホームセンター(コーナンとカインズ)で入手できなかったので青棒とともにアマゾンで注文する予定だったのだが、革を買ったついでに東急ハンズの店員さんに尋ねてみると両方ともあるというので購入した。

昔なら刃物用椿油なんか刃物を置いてる金物屋には必ずあったものだが、ホームセンターには置いてないのだ。
電工のドリルとか目立つものはあるのだけど、なんだかね。

これが東急ハンズでしか買えないもの一式である。

東急ハンズでしか買えない物

東急ハンズでしか買えない物

製作

材料の板と革である。手持ちの板は6x45cmのサイズだったので、ちょうど半分の22.5cmでカットし、革は板の幅の6cmでカットすることした。

革砥製作その1

革砥製作その1

次に、カットした革のオモテ面に両面テープを貼り板に貼りつけた。革のウラ面に研磨剤を塗布して使うので、本来のオモテ面を板に貼り付けるのだ。
革の端でテストしたので青棒の粉で緑色になっている。

革砥製作その2

革砥製作その2

革に刃物用椿油を塗りながら青棒を擦り込んだ。これで完成である。

革砥製作その3

革砥製作その3

さすがの切れ味

シャプトンの刃の黒幕 #1500あたりの中砥石で、革砥を使ってもさほど刃は鋭くならないと思うが、シャプトンの刃の黒幕 #5000で十二分に鋭くなった刃物なら、いっそう鋭くなる。

革砥で最終仕上げをした元なまくら包丁(鋼の本割込みのステンレス)や肥後守やオピネルの切れ味は、カミソリだ。

ただし青棒の研磨剤は体に良くないらしいので、包丁などは研ぎあげたら洗剤などで洗う必要がある。

おまけオピネル#7

これはヨドバシカメラで買った炭素鋼のオピネル#7だ。刃は薄いのに肥後守と同じスカンジグラインド(とか専門用語ではいうらしい)で、刃の表面には規則正しい切削痕があり機械で刃付けされたままだ。仕上げ加工がされてない状態だ。
手作業のグラインダのやりっ放しの肥後守と双璧をなすオピネル#7の刃付け方法だ。

こんな状態なので箱出しではあまり切れない。仕上げ加工のつもりでシャプトンの刃の黒幕 #320の荒砥から研ぎあげた。

ヨドバシカメラで買ったオピネル#7

ヨドバシカメラで買ったオピネル#7

オピネルをググってみると、紅茶を使って黒錆をつけるとか、オリーブオイルで漬け込んでハンドルを油まみれにするとか!?、良くわからない儀式があるようだ。

赤錆がイヤだから黒錆をつけるのだろうけど、そもそもオピネルにはステンレスのものもあるし、赤錆がイヤだったら椿油を塗っておけばいいし、いつかは研ぎ直しが必要だろうから、研ぎ直して黒錆が禿げた刃その都度修復するのだろうか?
革砥で研げば刃はピカピカになる。キャンプする前日に革砥でオピネルを研ぎ、仕舞う前に油を引けばよいのだ。

オリーブオイルも、なんの効果があるのだろう!?
ハンドルの防水の意味なら、箱出しでもそれなりの塗装はされてるいるようだけど、気になるのならウレタン樹脂かなにかの塗料で、しっかり再塗装すればOKなような気がする。

ばんとさんは、気にしないので刃を黒くしないしオリーブオイルにも漬け込まない。